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中古戸建4棟賃貸運用中の個人主。1億円規模物件取得に向けた法人化のタイミング相談。

現在は個人事業主として、埼玉県内で中古戸建賃貸4戸を経営しています。
DIY(外壁塗装や内装や修繕)を自ら行いコストを抑えた運用をしており、並行して不動産会社でもパートタイムの事務職として勤務中です。
将来的に1億円規模の一棟マンション取得を目指しており、融資の引きやすさや節税を考え、法人化(合同会社)を検討しています。
現在の規模で法人化すべきタイミングや、メリット・デメリットについて具体的に相談したいです。

1、法人化の損益分岐点:現在の収支状況で、法人化した方が手残りが増えるのか、税金や維持費でマイナスになるのか。

2、融資への影響:1億円規模の物件購入を目指す際、個人と法人のどちらが融資を受けやすいか。

3、役員報酬:自分への報酬設定で節税できる余地はあるか。

4、DIY経費の扱い:自分で修繕を行った際の材料費や、法人化した後の自身の労務の考え方。

5、事務負担のリアル:個人から法人になると、会計処理や申告の手間が具体的にどれくらい増えるか。

中古戸建4戸の賃貸経営であれば、年間の不動産所得が500万円を超える規模になってから法人化のメリットが出始めることが一般的です。現在の規模では、法人住民税の均等割(年間7万円程度)や税理士費用、事務負担の増加を考慮すると、手残りが減る可能性が高いですね。

個人の場合、不動産所得は所得税法の規定により不動産所得として課税され、給与所得と合算して累進税率が適用されます。法人化すると法人税の実効税率は約23%程度で一定ですが、役員報酬として受け取る際に再度所得税がかかるため、二重課税的な負担が生じます。

融資の観点では、1億円規模の物件購入においては個人での融資の方が一般的に有利です。金融機関は個人の給与所得(パート収入)と不動産所得の実績を総合的に評価するため、安定した収入基盤として評価されます。法人の場合は設立から3期分の決算書が必要になることが多く、実績が浅い段階では融資審査が厳しくなりますし、代表者の個人保証が求められるケースがほとんどです。

役員報酬の設定も課題になります。法人税法の規定により、役員報酬は定期同額給与として毎月同額を支給する必要があります。現在パート収入がある状況では、役員報酬を低く設定すると給与所得控除の恩恵を十分に受けられず、高く設定すると法人の所得が減って融資評価に影響する可能性があります。

DIY経費の扱いについても確認しておきましょう。個人事業の場合、材料費は修繕費として経費計上できますが、ご自身の労務費は経費にできません。法人化後も同様で、代表者の労務に対する対価は役員報酬として処理する必要があり、作業時間に応じた報酬計算は税務上認められません。材料費については、法人でも個人でも同様に経費として計上可能です。

法人化により事務負担も増加します。法人住民税の申告(年1回)、法人税申告書の作成(個人の確定申告より複雑)、役員報酬の源泉徴収事務(毎月)、年末調整事務、法定調書の提出、社会保険の加入検討などが必要になります。税理士に依頼する場合、年間30万円から50万円程度の費用が一般的です。ご自身で処理される場合でも、会計ソフトの法人版利用料や各種届出書類の作成に相当な時間を要します。

現在の規模では、1億円規模の物件取得を目指すのであれば、まず個人で実績を積み重ね、年間の不動産所得が800万円を超える段階で法人化を検討するのが現実的です。融資を受けやすくするためには、現在のパート収入を継続しながら、個人での不動産投資実績を蓄積することが重要になります。

  • 回答日:2026/04/18
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