借金返済に口座振込を利用する際の税金について
現在私(貸主)からA氏(借主)へ300万円貸しています。
本来であれば余剰なしの300万円分を送金して貰いたいところですが、A氏は自身の都合で1000万円を私の口座へ振り込み、差額の700万円をA氏の口座へ振り込みで戻す事を提案してきました。
この際に私にかかる税金はどのようになるのでしょうか?
貸したお金より多い金額が振り込まれると聞けば、税金のことも不安になりますよね。既存の回答に加えて、記録の残し方とご注意いただきたい点をお伝えします。
結論から申し上げると、貸している300万円の元本が返ってくるだけであれば、所得は生じません。お預かりして返すだけの700万円も、あなたの所得にはなりません。
① 税金の面
・300万円の返済を受けても、貸したお金が戻るだけですので、課税の対象にはなりません。
・利息を受け取る場合は、その利息が雑所得などの対象です(国税庁タックスアンサー No.1500)。継続的に貸付けを行っている場合は、事業所得になることもあります。
・超過分の700万円は、あなたの収入ではなく、A氏のお金を一時的に預かっているものです。返す前に、口座に長くとどめるほど、「贈与」や「収入」と誤解されやすくなります。
② 記録の残し方
・金銭消費貸借契約書、借用書
・A氏がどの金額を、なぜ振り込むのかを示すメッセージやメール
・1,000万円の入金明細、700万円の返金明細
お金の動きの経緯を、あとから説明できるようにしておくことが大切です。一時的に預かった700万円は、帳簿をつけている場合は預り金として整理します。
③ 税金以外の確認
A氏の提案は、通常の貸し借りの精算としては不自然に見えます。入金元の口座の名義や、返金先を確認し、返金は入金元と同じ名義の口座に限ることをお勧めします。不審な点があれば、先に銀行に相談してから進めていただくと安心です。税務を超えて、法的なトラブルの可能性がある場合は、弁護士や警察などの専門機関のご相談も選択肢です。
④ お勧めする進め方
可能であれば、「300万円だけを振り込んでもらう」という当初の方法に戻すのが、いちばんシンプルです。
お役に立てれば幸いです。
※本回答は一般的な情報提供を目的としたものです。詳細な判断は管轄の税務署への確認や、税理士への個別相談をお願いいたします。
- 回答日:2026/10/23
- この回答が役にたった:0
回答した税理士
年商3,000万円未満の個人事業・小さな会社専門|ふじみの会計事務所(公認会計士・税理士)|決算だけのスポットもOK・全国オンライン
- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
回答者についてくわしく知る特に不要と考えますが、
先方に意図をお聞きされるとよろしいかと考えます。
- 回答日:2026/09/16
- この回答が役にたった:0
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】OLIViENT GLOBAL PARTNERS 税理士法人(旧:長南会計事務所)
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知るおはようございます、税理士の川島です。
>本来であれば余剰なしの300万円分を送金して貰いたいところですが、A氏は自身の都合で1000万円を私の口座へ振り込み、差額の700万円をA氏の口座へ振り込みで戻す事を提案してきました。
→300万円を貸し付け、1000万円の振り込みを受け、700万円を借主へ返金するのであれば、これに対する税金は発生致しません。
- 回答日:2026/09/16
- この回答が役にたった:0
基本的に、1,000万円を受け取って700万円をそのまま返金するだけなら、実質的な貸付金の返済額は300万円です。したがって、700万円について所得税等が課税されることは通常ありません。利息を受け取る場合は、その利息部分は課税対象となります。
- 回答日:2026/09/15
- この回答が役にたった:0
ご相談者様は、300万を貸して、300万の返済(結果として)を受けただけで、特に利益がでているわけではないので、確定申告は不要と考えられます。
- 回答日:2026/09/15
- この回答が役にたった:0
なぜ300ではなく1000振り込まれるのでしょうね。そこに何か違法性を感じ取ってしまいます。
今回の取引において、あなた(貸主)に税金がかかることは原則としてありません。元々貸していた300万円の回収(元本の返済)であり、超過した700万円は「一時的に預かったお金を返しただけ」(預り金の返還)に過ぎないため、あなたに利益(所得)が発生していないからです。ただし、税務署から疑われるリスクや、税金以外の重大な犯罪トラブルに巻き込まれるリスクがあるため、以下の点に必ずご注意ください。
1. 税金がかかる唯一の例外
もし300万円を返してもらう際に、お礼や利息(法廷金利内)が含まれている場合は、その利息の金額に対してのみ「雑所得」として所得税がかかります。利息が1円もなく、純粋に300万円の元本と700万円の行き来だけであれば非課税です。
2. 税務署から疑われないための対策
税務署はあなたの口座の動き(1000万円が入って700万円が出ていった事実)を見た際、一瞬「700万円の贈与があったのではないか?」「何かの売上を隠しているのではないか?」と疑う可能性があります。万が一尋ねられた際、「これは単なる貸し借りの精算である」と証明できる証拠を必ず保管しておいてください。
金銭消費貸借契約書(または借用書)
A氏から「1000万振り込むから700万戻してほしい」と言われたメールやLINEの履歴(スクリーンショット)
1000万円の着金明細と、700万円の振込受領書
3. 【重要】税金よりも危険なリスクへの警告
A氏のこの提案は、金融取引として極めて不自然です。税金よりも、以下のような犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクを警戒してください。
マネーロンダリング(資金洗浄)の片棒を担がされるリスク
A氏が不正に入手した資金(詐欺や犯罪で得たお金)をあなたの口座を経由させることで、出所を綺麗にしようとしている可能性があります。口座凍結のリスクもしA氏が振り込んできた1000万円が「他人の被害口座」から直接振り込まれたものだった場合、あなたの口座が「詐欺の受け皿口座」とみなされ、銀行口座が強制的に凍結される恐れがあります。
返金先は「A氏本人の名義」に限定する
もしどうしてもこの提案を受ける場合、差額の700万円は必ず「1000万円が振り込まれてきた口座」または「A氏本人の名義の口座」にしか戻してはいけません。「妻の口座に振り込んで」「取引先の口座に回して」などと言われた場合は、絶対に断ってください(組戻し詐欺や第三者を使った詐欺の典型的な手口です)。可能であれば、「トラブル防止のため、余剰なしの300万円だけを振り込んでほしい」と当初の予定通りに要求することを強くお勧めします。
- 回答日:2026/09/15
- この回答が役にたった:0
