妻の口座を振込先にした場合の税務処理
個人事業主です。利用しているネットサービスの都合上、売上の振込先が私の口座ではできないため、妻の口座を使おうと考えております。
こうした場合、妻の所得となり、妻が確定申告をしないといけないのでしょうか?
なお、実務をするのは私で妻は一切関わっていません。
ご質問ありがとうございます。サービス側の都合で、売上の振込先を奥様の口座にしたい、というご事情ですね。税金の面では、まず安心していただける答えです。
結論から申し上げると、売上を奥様の口座で受け取っても、事業をされているのはあなたですので、その所得は原則としてあなたのものになります。奥様が確定申告をする必要も、通常はありません。
① 所得の帰属は「名義」ではなく「実態」で決まります
所得税法12条は、収益の名義人が単なる名義人にすぎず、別の人が収益を享受するときは、その人の収益として扱うと定めています。また、事業から生ずる収益を誰が享受するかは、その事業を経営している人が誰かで判定するとされています(所得税基本通達12-2)。実務をされているのがあなたで、奥様が一切関わっていないのであれば、あなたの事業の売上として申告します。
② 帳簿のつけ方
奥様の口座への入金も、売上として計上してください。入金された金額を事業用に使う場合と、あなたの口座へ移す場合の記録を残しておくと、後で資金の流れを説明しやすくなります。口座に残ったお金は、売掛金や事業主借・事業主貸など、実態に合う科目で整理してください。
③ 注意していただきたい点
- 奥様の口座に入ったお金を、奥様が自由に使う状態になっていると、贈与の問題を指摘される場合があります。出入りを記録し、事業のお金として管理することをお勧めします。
- 取引先への請求書や契約は、事業者であるあなたの名義で行ってください。
- ご利用のサービスの規約で、名義の異なる口座への振込みが認められているかを確認してください。
- 奥様が実際に業務を手伝うなど、実態が変わる場合は、別の取扱いになります(所得税法56条)。
少しでもお役に立てれば幸いです。ご不明な点があれば、またお気軽にご質問ください。
※本回答は一般的な情報提供を目的としたものです。詳細な判断は管轄の税務署への確認や、税理士への個別相談をお願いいたします。
- 回答日:2026/10/30
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回答した税理士
年商3,000万円未満の個人事業・小さな会社専門|ふじみの会計事務所(公認会計士・税理士)|決算だけのスポットもOK・全国オンライン
- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
回答者についてくわしく知る奥様の所得にはならず、奥様が確定申告をする必要はありません。
税法には「実質課税の原則」があり、所得は口座の名義人ではなく、実際に事業を行い利益を得ている人(ご相談者様)に帰属するためです。したがって、この売上はご相談者様の事業所得として、ご相談者様が確定申告を行うことになります。
- 回答日:2026/07/02
- この回答が役にたった:0
課税は実態により行われますが、
名義との一致されておくと、あらぬ疑いはないかと思います。
- 回答日:2026/07/02
- この回答が役にたった:0
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】OLIViENT GLOBAL PARTNERS 税理士法人(旧:長南会計事務所)
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知るおはようございます、税理士の川島です。
相談者様の都合上、奥様の通帳に売上が入金される件ですが、実態は相談者様の売上ですので奥様が確定申告をする必要はありません。
しかし、お勧めは出来ませんので、相談者様名義の他の銀行を開設頂くことをお勧め致します。税務署はまずは入金先である奥様の通帳を確認・申告がされているかを疑います。
- 回答日:2026/07/02
- この回答が役にたった:0
