治験、確定申告、扶養について
今年度に報酬64万の治験を受け、アルバイトで16万円の収入を得ました。
この場合扶養から外れるでしょうか。
現在は無職で親の扶養となっています。
必要な手続きがよく分からず、教えていただけると幸いです。
社会保険の扶養について、ご質問されている前提で回答させていただきます。基本的には、社会保険の扶養の基準は、「年間の見込み収入が130万円未満(月額約10.8万円未満)」に収まるかどうかで判断されます。したがって、扶養から外れる可能性は極めて低いかと思います。ただ、健康保険組合によっては「一時的であっても月額基準を超えたらその月だけ外れる」といった独自の厳しいルールを持っている場合があります。心配な場合は、親御さんの会社の健康保険組合に「単発の治験報酬が入るが、社会保険の扶養に影響するか」を匿名などで確認してもらうとより確実かと思います。
- 回答日:2026/07/14
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あなたの今年度の合計所得金額は64万円となり、令和八年分からの扶養要件である「62万円以下」を超えるため、税制上の親の扶養から外れます。
税制上の扶養(扶養控除)に留まれるかどうかは、収入の総額ではなく「合計所得金額」で判定します。それぞれの収入の所得区分と、令和八年分の税制を基にした計算手順は以下の通りです。
1. アルバイト収入(給与所得)の計算
収入金額:16万円
給与所得控除額:令和八年分(2026年分)の税制改正により、給与所得控除の最低額は本則69万円(収入220万円以下は特例により74万円)に引き上げられています。
給与所得の計算式:給与所得=給与収入16万円-給与所得控除74万円=0円
※控除額が収入を上回るため、給与所得は0円になります。
2. 治験報酬(雑所得)の計算
収入金額:64万円
所得区分:治験の負担軽減費(協力費)は、労働の対価ではないため給与所得ではなく「雑所得」に分類されます。
必要経費:治験のために直接かかった交通費などの実費があれば、経費として差し引くことができます。ここでは一旦、経費を0円として計算します。
雑所得の計算式:雑所得=雑収入64万円-必要経費0円=64万円
合計所得金額の判定
アルバイトの給与所得と、治験の雑所得を合算して合計所得金額を算出します。
計算式:合計所得金額=給与所得0円+雑所得64万円=64万円
令和八年分以降、親があなたを扶養親族とするための要件(合計所得金額の上限)は、改正後の62万円以下です。あなたの所得(64万円)はこれを2万円超過しているため、親の税制上の扶養から外れることになります。
最終結果のまとめ今年度のあなたの合計所得金額は64万円となり、扶養要件の62万円を上回るため、親の税制上の扶養からは外れます。
扶養に留まるための対策と今後の手続き
もし可能であれば、以下の方法で合計所得金額を62万円以下に抑えられれば、扶養から外れずに済む可能性があります。
治験の必要経費を計上する:治験の通院にかかった電車代やバス代などの交通費は「必要経費」になります。領収書や移動経路のメモから2万円以上の経費を証明・計上できれば、雑所得が62万円以下(64万円 - 2万円 = 62万円)となり、扶養内に留まることができます。
確定申告の必要性:もし扶養から外れた(所得64万円の)場合でも、あなたの所得税における基礎控除額(令和八年分は特例込みで104万円)以下であるため、あなた自身に所得税は発生しません。ただし、親が年末調整や確定申告を行う際に、あなたを扶養親族から外す手続きを行う必要があります。
なお、社会保険については、健康保険組合ごとにルールがある場合もあるので、親御さんの組合にお尋ねになるのが間違いないと思います。
- 回答日:2026/07/14
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