期首棚卸高の減算について
確定申告書の作成において、当期の仕入高が少額のため、当期の在庫の返品分を減算すると仕入高がマイナスになる場合は、前期の期末棚卸高から当期の返品分を減算して、当期の期首棚卸高とすることはできますか。
結論から申し上げますと、返品による調整は原則として仕入高そのもので処理し、期首棚卸高を勝手に減額して調整する方法は適切ではないと考えられます。
売上原価は「期首棚卸高+当期仕入高−期末棚卸高」で計算します。当期に生じた返品は、その返品した年度の仕入高から控除するのが基本的な考え方です。その結果として当期の仕入高がマイナス表示になったとしても、実態を正しく反映した計算であれば、そのまま計上して差し支えない場合が多いと考えられます。無理に前期の期末棚卸高(当期の期首棚卸高)を減らして帳尻を合わせると、前期との数値の連続性が崩れ、在庫金額の実態とも合わなくなるおそれがあります。
なお、返品した商品が当期末になお在庫として残っているのか、既に処分済みなのかによって棚卸高の考え方も変わってきます。実際の在庫状況を確認したうえで処理されることをお勧めします。
具体的な処理については、税理士または所轄の税務署にご相談ください。
- 回答日:2026/07/30
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回答した税理士
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- 東京都
税理士(登録番号: 4840), 公認会計士(登録番号: 28575), 社労士(登録番号: 13190554), 中小企業診断士(登録番号: 424441), その他
回答者についてくわしく知る期首棚卸高は前期の期末棚卸高と同額で計上する必要があります。返品は「仕入戻し」として当期仕入のマイナスで処理してください。仕入高がマイナスになっても確定申告上は問題ありません。期首棚卸高を任意に調整することはできません。
- 回答日:2026/07/30
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