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複数材料が組み合わさった在庫品の棚卸単価計算方法

電子機器を製造販売しています。最終仕入原価法にて棚卸単価を計算する場合の計算方法についての質問です。

販売品の部品となる電子基板を製造業者に発注して仕入れる際に、基板に実装する電子部品を事前に購入しておく場合があります。

例えば以下内訳のように電子部品A,B,Cの3種類を使用する電子基板があるとします。
電子部品A 2個
電子部品B 1個
電子部品C 1個

この基板を製造する際に一部の部品を事前に購入、倉庫保管して基板製造の際に一部を使用することがあり、以下のように仕入れをします。

2026/2/1 部品A 300個 10000円
2026/2/1 部品B 150個 7000円
2026/2/15 基板 50個 52920円

この時の2/15の基板の発注価格は
基板製造・実装費用 + 電子部品Cの単価×使用数 + 送料

となり、電子部品A,Bは2/1に購入した部品を使用しています。
この後、この基板を使用した製品を70個販売したとすると期末の在庫は
電子部品A 100個
電子部品B 50個
基板 30個

となります
この時、電子部品A, Bについては
単価 = 最終仕入(2月1日)の仕入れ価格 ÷ 取得数

で計算し
電子部品A単価 = 10000 ÷ 300 = 33.333… = 33円
電子部品B単価 = 7000 ÷ 150 = 46.666… = 47円

となるかと思いますが、基板についての計算は
単価 = 最終仕入(2月15日)の基板価格 ÷ 取得数 + 電子部品Aの単価 × 基板1個あたりの使用数 + 電子部品Bの単価 × 基板1個あたりの使用数

ということで良いのでしょうか

またこの場合、電子部品の単価を足す前に小数を四捨五入するのか、足す前に四捨五入するのかも決まりはあるのでしょうか。
基板のみの仕入れ単価 = 52920 ÷ 50 = 1058.4円

として
1. 最後に四捨五入
単価 = 1058.4 + 33.333… × 2 + 46.666… = 1171.7333… = 1172円

2. 四捨五入してから足す
単価 = 1058 + 33 * 2 + 47 = 1171円

どちらが正しいのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

ご質問の基板の棚卸単価計算について、所得税法の規定に基づいてお答えします。

最終仕入原価法による基板の単価計算は、ご質問の考え方で問題ありません。基板は電子部品A、Bを組み込んで製造された製品ですので、所得税法施行令の規定により、基板の取得価額は「製造のために要した原材料費、労務費及び経費の額」の合計となります。

したがって、基板の単価は基板製造・実装費用の単価に、使用した電子部品の単価を加算することになります。具体的には、基板製造・実装費用の単価(52920円÷50個=1058.4円)に電子部品Aの単価と電子部品Bの単価を加算する形です。

端数処理のタイミングについてですが、税法上明確な規定はありません。ただし、継続適用を前提として合理的な方法を選択する必要があります。

実務上は、各構成要素の単価を算出する段階で端数処理を行い、その後合計する方法が一般的です。この場合、電子部品Aは33円、電子部品Bは47円、基板製造費は1058円として、基板単価は1171円となります。一方、すべての計算を行った後に最終的に端数処理する方法もあり、この場合は基板単価が1172円となる可能性があります。

いずれにしても、一度決めた方法は継続して適用する必要があります。在庫管理システムや会計処理との整合性も考慮して、ご自身の状況に最も適した方法を選択されることをお勧めします。

なお、電子部品A、Bの単価計算についても、最終仕入原価法により最後に仕入れた価格を基準とする計算で正しく処理されています。

  • 回答日:2026/05/06
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