住宅ローンの経費算定について
住宅の書斎部分を事務所としてオンラインでカウンセリングを行っています。
家事按分として住宅ローンを経費で落としたいと思っているのですが、勘定項目と按分方法を教えていただけますか?
■ 住宅ローンの家事按分について
住宅ローンの経費計上において、書斎部分を事務所として使用する場合、以下のように家事按分を行います。
・勘定項目は「地代家賃」や「借入金利息」として計上します。
・按分方法は、事務所として使用する面積を住宅全体の面積で割り、その割合に応じて住宅ローンの利息部分を経費として按分します。
- 回答日:2025/10/17
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回答した税理士
💡法人決算申告の単発依頼は10万円~💡法人顧問2万円~、個人顧問1万円~ 埼玉県ふじみ野市の会計事務所
- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
回答者についてくわしく知る住宅ローンの元本返済部分は「借入金返済」であり、経費にはなりません。
• 経費になるのは以下のような「費用部分」です。
• 住宅ローンの利息部分
• 固定資産税
• 減価償却費(事業用割合分)
- 回答日:2025/08/17
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住宅ローンの経費算定については、まず「利息部分のみ」が経費対象となります。元本返済分は資産形成にあたるため経費計上できません。仕訳は「支払利息(経費)」とし、家事按分割合を乗じて計上します。按分方法は、一般的に床面積比(書斎部分の面積 ÷ 住宅全体面積)を用います。例えば、全体80㎡のうち書斎10㎡なら12.5%を按分率として適用します。利用実態に応じて時間比(仕事利用時間 ÷ 一日の総時間)を加味して二段階で算定することも可能です。
デメリットとしては、①経費化により住宅ローン控除(住宅ローン減税)の適用割合が減少する可能性、②税務調査で「事業利用割合」が過大と判断されるリスク、③自宅売却時に事業利用部分について譲渡所得の特例が制限される可能性、などが挙げられます。したがって、按分率は客観的に説明できる基準を用い、過大計上を避けることが重要です。
- 回答日:2025/08/17
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