アルバイトと業務委託の掛け持ちの年末調整や確定申告等についてのご相談(学生)
こんにちは。現在大学生でアルバイトと業務委託の掛け持ちをしております。
【条件】
今年(2026/1〜2026/12)の給与は
アルバイト→給与〜90万円ほどを予想しており
業務委託→報酬は21万円(確定)
となっております。
❶この場合アルバイト先での年末調整の他に個人での確定申告は必要でしょうか?
今年初めての勤務形態となり不慣れで無知な為にご質問させていただきます。簡単にでも構いませんのでお答えいただけますと幸いです。
(2025.11)
【1】基本の考え方
給与所得者が確定申告をしなくてよいのは、
「給与が1か所のみ」かつ「給与以外の所得が20万円以下」の場合です。
【2】今回のケース
・アルバイト → 給与所得
・業務委託 → 雑所得(または事業所得)
業務委託の報酬が 21万円 なので、
「給与以外の所得が20万円を超える」ため、
確定申告が必要です。
【3】所得の計算イメージ
・給与所得控除(最低55万円)
→ 給与が90万円なら所得は0円(課税なし)
・業務委託報酬(21万円)
→ 経費を差し引いた後の所得を申告
もし経費が1万円程度なら、所得は約20万円。
ギリギリ20万円を超えるので、申告義務が生じます。
【4】申告の方法
確定申告書Bを使用し、
・給与所得(源泉徴収票をもとに)
・業務委託報酬(支払調書や報酬明細をもとに)
を記入して申告します。
【5】税金がかかるかどうか
所得税は、
「合計所得 − 基礎控除(48万円)」で課税されます。
給与所得が0円、業務委託所得が20万円前後なので、
合計所得は48万円以下。
→ 所得税はかかりません。
ただし、確定申告自体は必要です(義務あり)。
【6】住民税について
住民税には所得に応じた申告が必要です。
確定申告をすれば自動的に市区町村へも情報が送られます。
(確定申告しない場合は、市区町村に「住民税の申告」が必要になる場合があります。)
- 回答日:2025/11/06
- この回答が役にたった:2
この度は迅速に回答くださり、誠にありがとうございました。
私のケースに沿って解説いただいた為に、他のネットの情報より明確に理解することができました。この度は完璧な回答をありがとうございました。
質問者より投稿日:2025/11/07
❶この場合アルバイト先での年末調整の他に個人での確定申告は必要でしょうか?
→ご認識の通りです。
業務委託収入は「雑所得」として扱い、確定申告が必要です。
簡単ではございますがよろしくお願いいたします。
- 回答日:2025/11/07
- この回答が役にたった:1
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
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