業務委託からアルバイトへ雇用形態が変わった年の年末調整の受け方
今年7月まで業務委託契約で働き、現在は別の会社でアルバイトで働いています。業務委託の方はすでに辞めています。
現在の会社で年末調整をすると申し出があったのですが、業務委託だった為、源泉徴収票がありません。
前の会社に依頼したところ源泉徴収はないと言われました。
年末調整に必要な源泉徴収票がない場合、代用になにを提出すれば良いでしょうか。
業務委託による収入は通常事業所得または雑所得に該当します。
年末調整については給与所得の精算を行うものであり、業務委託による収入は含めませんので、何も提出する必要はないかと考えます。
(年末調整では含めませんので、金額にもよりますが、確定申告が必要になるかと考えます)
- 回答日:2025/10/23
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【1】源泉徴収票がない理由
業務委託契約は「給与」ではなく「報酬」としての支払いになるため、源泉徴収票は発行されません。
支払元は税務署へ「支払調書」を提出しますが、本人への交付義務はないため、あなたの手元に届かないこともあります。
したがって、「源泉徴収票がない」と言われるのは正しい対応です。
【2】現在のアルバイト先での年末調整
年末調整は給与所得(アルバイトなどの給料)に対して行われるものです。
業務委託での報酬は給与ではないため、年末調整の対象外です。
したがって、今のアルバイト先ではアルバイト分の給与だけで年末調整を行えば大丈夫です。
【3】代用として提出できるもの
年末調整では、業務委託の報酬について書類を提出する必要はありません。
ただし、説明のために提示できる参考資料としては以下のようなものがあります。
・業務委託契約書
・支払明細書や振込明細書
・請求書や収支記録(帳簿やExcelなど)
これらは確定申告の際に必要になります。
【4】あなたが取るべき対応
1. 現在のアルバイト先では、アルバイト分の給与についてのみ年末調整をしてもらう。
2. 来年2月~3月に確定申告を行い、業務委託で得た報酬を「事業所得」または「雑所得」として申告する。
3. 必要経費がある場合は差し引いて申告する。
【5】支払調書について
支払元が報酬から源泉所得税(10.21%など)を差し引いていた場合、翌年1月末頃に「支払調書」が発行されることがあります。
これは確定申告で使用しますが、年末調整には提出不要です。
- 回答日:2025/10/23
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>年末調整に必要な源泉徴収票がない場合、代用になにを提出すれば良いでしょうか。
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確定申告することとなります。
①前職の業務委託費は《事業所得》または《雑所得》で申告します。
②今回の12月31日現在でお勤めになっている会社から源泉徴収票をもらって《給与所得》として確定申告します。
③ちなみに①と②をそれぞれ単独で申告するわけではなく、合算して確定申告することとなります。(総合課税と言います。)
【参考サイト】
総合課税の所得についての申告を行う (第一表と第二表を作成する) – freee ヘルプセンター https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/360037688531-%E7%B7%8F%E5%90%88%E8%AA%B2%E7%A8%8E%E3%81%AE%E6%89%80%E5%BE%97%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%94%B3%E5%91%8A%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86-%E7%AC%AC%E4%B8%80%E8%A1%A8%E3%81%A8%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E8%A1%A8%E3%82%92%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%81%99%E3%82%8B
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上記内容でいかがでしょうか?
(2025年10月22日現在のヘルプサイトなどを参考に回答しています。)
- 回答日:2025/10/22
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