経理・記帳・仕訳に関する質問｜質問No.21374

Question

仕訳が正しいかどうか

個人事業主。取引内容は年間システム保守契約による売上計上（年額４８万円）。
入金発生時及び各月度の仕分けは以下で正しいのか。
（年額入金の処理）
借：普通預金　528000　貸：前受収益　480000
　　　　　　　　　　　　　 仮受消費税 48000
（各月の売上計上の処理）これを毎月分入力
借：前受収益　 40000　貸：売上高　　 40000
　　仮受消費税 4000　貸：仮受消費税 4000
※税区分は全て対象外とした。
上記内容で正しい仕訳でしょうかご教授下さい。

Answer 1

役務提供の都度消費税は発生しますので、
(年額入金の処理)
借：普通預金　528,000　貸：前受金　528,000
(各月の売上計上の処理）
借：前受金　44,000　　 貸：売上高 　　40,000
貸：借受消費税　4,000
のほうが、よろしいかと思います。
よろしくお願いします。

• ご指南頂き有難う御座います。
  １年間の保守契約なのですが、「前受収益」ではなく「前受金」となるのでしょうか？
  恐れ入りますが再度ご教授お願い致します。

  投稿日：2025/11/25

• 何度もご回答頂き有難う御座います。
  大変参考になりました。

  投稿日：2025/11/26

Answer 2

おはようございます
528,000円の中身は収益＋借受消費税ですので、前受金と表現しました。もちろん、前受収益でも問題ありません。
よろしくお願いします。

Answer 3

借方　現金及び預金　528,000　／　貸方　前受金　528,000
借方　前受金　44,000　／　貸方　売上高　40,000
　　　　　　　　　　　　　　　　仮受消費税等　4,000　
※売上高に関するものであれば、前受金でよろしいかと考えます。

Answer 4

いいえ。月次仕訳に仮受消費税を動かす必要はなく、誤りでございます。

正しい仕訳は以下のとおりでございます。

■入金時（年額48万円＋消費税4.8万円）
借：普通預金　528,000
　貸：前受収益　528,000
※消費税区分：課税売上（入金時点では売上でないため税区分「対象外」で問題ございません）

■各月の売上計上（528,000円÷12＝44,000円／月）
借：前受収益　44,000
　貸：売上高　44,000
※消費税区分：課税売上（ここで初めて課税売上になります）

ポイント
・前受収益段階では消費税を区分しません
・売上計上時にまとめて課税売上として処理します
・仮受消費税を月次で動かす必要はございません

以上で正しい処理となります。