附属設備と補助金について
「附属設備」で支出、後日一部補助金が支給されたのですが、その場合の補助金の仕分けは何になるのでしょうか?また固定資産台帳にはどのように記載すればよいでしょうか?
■詳細
作業部屋が寒いため、防寒対策のリフォーム(窓を2重、兼寝室のため家事按分20%)し、仕訳を「附属設備」で登録、固定資産台帳に支出時の金額で登録しています。
補助金はECOにまつわるリフォームなどに支払われる補助金です。
freeeのAIに確認したところ、「雑収入」と回答があったのですが、支出が一部戻ってきた相当なのに収入換算することに違和感があるため、
正しい仕分け、固定資産台帳の金額の修正などが必要なのかを、ご回答願います。
【1】基本の考え方
設備やリフォームなどの固定資産を取得するために受けた補助金は、
「取得価額を減額する(圧縮記帳)」のが原則です。
補助金は実質的に支出の一部が戻ってきたもので、
「雑収入」ではなく、資産の取得原価を減らす扱いにします。
【2】仕訳例
(例)リフォーム費用:100万円(うち事業按分80% → 80万円を資産計上)
補助金:20万円
① リフォーム施工時
附属設備 800,000/現金・預金 800,000
② 補助金入金時
現金・預金 200,000/附属設備 200,000
→ 補助金分を資産取得価額から控除する。
結果、附属設備の帳簿価額は 80万円 − 20万円 = 60万円 になります。
【3】固定資産台帳の記載方法
・取得価額:80万円(支出額)
・補助金等による控除額:20万円
・実際の帳簿価額(減価償却の基礎):60万円
・摘要欄に「ECO補助金充当(20万円)」と記載
このように記録しておくと後で明確です。
【4】もし会計ソフトで直接減額できない場合
会計上は下記のように処理しても構いません。
補助金入金時に「雑収入」計上しても、税務上は次のように処理します。
決算整理仕訳で
雑収入 200,000/附属設備 200,000
とすることで、結果的に資産の取得価額を減額した形に整合できます。
- 回答日:2025/11/06
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