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個人口座を仲介したお金の流れの処理について

法人の帳簿を自分で作成しています。

会社の売上を会社口座で受け取った後、会社口座ではキャッシュレス決済ができないため、夫の個人口座へ資金を移し、夫のデビットカードで会社の経費を支払っていました。

夫の口座には夫個人の売上も入っており、会社資金と個人資金が混在しています。

この場合、
1. 会社から夫の口座へ送金した際の仕訳
2. 夫のデビットカードで会社経費を支払った際の仕訳
3. 夫が個人資金で立て替えた経費の管理方法
4. 会社から夫へ返済した際の仕訳

について、freee上での入力方法を教えていただきたいです。

なお、個別の税務判断が必要な場合は、税理士への確認が必要な点も教えてください。

会社から夫の口座へ移したお金は、取引先を「夫」にした「仮払金」で処理します。
夫のデビットカードで払った会社の経費は、その仮払金を減らす形で入力します。
会社の資金を一時的に夫に預けているだけなので、送金した時点では費用になりません。
費用になるのは、実際に会社の経費を支払った時です(法人税法の規定)。

会社から夫の口座へ送金した際の仕訳
借方「仮払金(取引先:夫)」、貸方「会社の預金口座」です。
freeeでは、会社口座の明細から支出の取引として登録します。
勘定科目は仮払金、取引先は夫とします。

夫のデビットカードで会社経費を支払った際の仕訳
借方「各経費科目(消耗品費など)」、貸方「仮払金(取引先:夫)」です。
夫の口座には個人の入出金も混ざっているため、freeeに会社の口座としては連携しません。
レシートや利用明細をもとに、振替伝票で1件ずつ手入力するのがわかりやすいと思います。
消費税の仕入税額控除は、帳簿への記載と、インボイス(適格請求書・適格簡易請求書)の保存が条件です(消費税法の規定)。
カードの名義が夫でも、店から受け取ったインボイスのレシートと帳簿があれば控除できます。

夫が個人資金で立て替えた経費の管理方法
送金した額を超えて夫が払った分は、会社が夫に返すべきお金になります。
仕訳は2と同じで、仮払金の残高が貸方(マイナス)になれば、それが立て替えてもらっている額です。
決算では、貸方に残った額を「未払金」に振り替えます。
夫が役員であれば「役員借入金」でも構いません。
夫の口座の明細から会社経費の支払いだけを抜き出して一覧にし、仮払金の残高と合うかを毎月確認するのが確実です。

会社から夫へ返済した際の仕訳
借方「仮払金(取引先:夫)」、貸方「会社の預金口座」です。
決算で未払金などに振り替えた後なら、借方の科目はその未払金などになります。
立て替えてもらった額の範囲内で返すのであれば、夫の所得にはなりません。

税理士への確認が必要なのは、次のような場合です。
・会社の経費か夫個人の支出か、区別がはっきりしないものがある場合
・決算で仮払金が借方に残り、使い道を説明できない場合(役員への貸付や給与とみなされるおそれがあります)
・夫個人の事業の帳簿で、会社分の入出金をどう扱うかを決める場合

  • 回答日:2026/11/03
  • この回答が役にたった:1

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こんばんは、税理士の川島です。
まず前提として、会社の売上が入る口座から夫の個人口座へ事前に送金し、そこで個人資金と混在させて経費を支払う運用は、実務的・税務的にあまりおすすめできません。

事前に送金した金額が実際の経費より多い場合、差額は会社から夫個人への「貸付(役員貸付金)」扱いとなります。これが常態化すると、税務上「認定利息」の計上(会社が利息を受け取ったものとして課税される)が必要になったり、税務調査で追及されたりするリスクが生じます。

できる限り早急に「法人名義のデビットカードやクレジットカード」を作成し、会社の口座から直接経費を支払える体制に移行されることを強くお勧めいたします。

以下に、現在の状況における処理方法とfreeeでの入力手順をご案内いたします。

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■ freeeでの入力手順と仕訳
--------------------------------------------------

現状の運用を整理すると、以下の2パターンのどちらかで処理することになります。

--------------------------------------------------
【パターンA】会社からの送金額 = 実際の経費の支払額(ぴったり同額の場合)
--------------------------------------------------

1. 会社から夫の口座へ送金したとき
・借方:仮払金(役員名) / 貸方:現金預金(法人口座)
※freeeの画面:口座振替ではなく、「取引の登録」で「支出」として【仮払金】で登録します。

2. 夫のデビットカードで会社経費を支払ったとき
・借方:各種経費科目 / 貸方:仮払金(役員名)
※夫個人がまとめた「経費精算書」や領収書に基づき、登録した【仮払金】を相殺(減少)させる取引を登録します。

3・4. 夫が個人資金で立て替えた経費の管理と返済
・個人資金での立て替え時: 借方:各種経費科目 / 貸方:役員借入金
・会社から夫への返済時 : 借方:役員借入金 / 貸方:現金預金(法人口座)
※経費精算書を作成し、「いくら立て替えていて、いくら精算したか」を毎月明瞭に管理してください。

--------------------------------------------------
【パターンB】会社からの送金額 > 実際の経費の支払額(多めに送金していた場合)
--------------------------------------------------

1. 会社から夫の口座へ送金したとき
・借方:役員貸付金 / 貸方:現金預金(法人口座)
※実際の経費より多く送金しているため、超過部分は会社から夫への貸付となります。

2. 夫のデビットカードで会社経費を支払ったとき
・借方:各種経費科目 / 貸方:役員貸付金
※経費精算書に基づき、夫へ貸し付けていた【役員貸付金】を減らす処理を行います。

3・4. 夫が個人資金で立て替えた経費の管理と返済
・役員貸付金が残っている間は、立て替え分を役員貸付金と相殺します。
・貸付金がなくなり、夫の持ち出し(立て替え)の方が多くなった段階で【役員借入金】が発生し、会社から返済(役員借入金 / 現金預金)することになります。

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■ 個別に税理士への確認・ご相談が必要な点
--------------------------------------------------

以下の点に該当する場合は、自己判断せず顧問税理士等へ個別にご相談ください。

・役員貸付金の残高が期末まで残る場合(認定利息の計算や確定申告での調整が必要です)
・夫の個人口座内で個人売上と会社資金が混在し、金額の照合が取れなくなっている場合
・過去の送金・支払いの証憑(領収書やデビットカード明細)と送金額にズレがある場合
・夫への返済や送金が、実質的な役員報酬やプライベートの生活費補填と疑われる可能性がある場合

お金の流れを綺麗にするためにも、まずは「経費精算書」を月ごとに作成して過不足を整理し、早めに法人カードへ一本化されることをお勧めいたします。

  • 回答日:2026/11/02
  • この回答が役にたった:0

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回答した税理士

zeirishi.makoto.office(川島真税理士事務所)

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  • 認定アドバイザー評価ランク2
  • 鹿児島県

税理士(登録番号: 151691)

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