開業前の自宅兼事務所賃料・年間保証料・サブスク月額料金の経費計上について
お世話になっております。
開業前の自宅兼事務所賃料・年間保証料・サブスク月額料金の経費計上の取り扱いについて質問がございます。
【前提】
・青色申告を行います
・確定申告の対象期間:2026年1月1日~2026年12月31日
・開業日:2026年4月
・2026年1月~3月(開業前)は、かねてより居住していた自宅兼事務所でポートフォリオやストック作品の制作を行っておりました。開業に向けて購入したソフトウェアは開業費として計上いております。
【質問】
①開業前の自宅兼事務所賃料について
事業使用分を必要経費として計上することは可能でしょうか。
可能な場合、以下の仕訳でよろしいでしょうか。
(借)地代家賃 ○○円/(貸)普通預金 ○○円 自宅兼事務所賃料○月分(事業用○%)
②開業前の自宅兼事務所の年間保証料について
事業使用分を必要経費として計上することは可能でしょうか。
可能な場合、以下の仕訳でよろしいでしょうか。
(借)支払手数料 ○○円/(貸)普通預金 ○○円 自宅兼事務所年間保証料(事業用○%)
③開業前の制作に必要なサブスク月額料金について
事業使用分を必要経費として計上することは可能でしょうか。
(借)通信費 ○○円/(貸)普通預金 ○○円 〇〇月額利用料(事業用○%)
何卒よろしくお願いいたします。
開業前の家賃、保証料、サブスク料金は、すべて事業に使用した割合(業務費)を「開業費」として計上するのが適切です。
ご提示いただいた仕訳(「地代家賃」などの経費科目で直接落とす方法)は、すでに営業を開始している期間の処理としては正しいですが、開業前の費用については「必要経費」ではなく「開業費(繰延資産)」として扱うのが原則となります。
① 開業前の自宅兼事務所賃料について
事業使用分(家賃按分)を開業費として計上可能です。
• 考え方: 開業前(1月〜3月)にポートフォリオや作品制作を行っていた期間の家賃は、事業のための準備期間にあたるため「開業費」となります。
• 適切な仕訳:
• (借) 開業費 ○○円 / (貸) 元入金(または普通預金) ○○円
• 摘要欄:自宅兼事務所賃料○月分(事業用○%)
※開業前の支払いを個人の財布や私用口座から出していた場合は、貸方は「元入金」とするのが一般的です。
② 開業前の年間保証料について
こちらも事業使用分を開業費として計上可能です。
• 考え方: 賃貸契約の年間保証料も家賃と同様に、開業前の期間に対応する事業用按分値は「開業費」に含めます。
• 適切な仕訳:
• (借) 開業費 ○○円 / (貸) 元入金(または普通預金) ○○円
• 摘要欄:自宅兼事務所年間保証料(事業用○%)
③ 開業前のサブスク月額料金について
制作に必要なものであれば、事業使用分を開業費として計上可能です。
• 考え方: ソフトウェア等のサブスク料金についても、すでに開業費に含められている購入ソフトと同様、開業前の準備期間に発生したものは「開業費」としてまとめます。
• 適切な仕訳:
• (借) 開業費 ○○円 / (貸) 元入金(または普通預金) ○○円
• 摘要欄:〇〇月額利用料(事業用○%)
開業費の今後の処理
開業費として計上した金額は、開業日(4月)以降に「任意償却」が可能です。
• メリット: 任意償却は、いつでも好きな金額を小分けにして経費化できる(初年度は利益が少ないから償却せず、2年目の黒字が大きい時に一気に経費にするなど)ため、非常に高い節税効果があります。
• 開業後の仕訳(4月以降分): 開業日以降に支払う家賃やサブスク代については、ご相談文に記載されていた通り、(借) 地代家賃 や (借) 通信費(または消耗品費) を使って毎月経費計上して問題ありません。
- 回答日:2026/09/30
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