平均単価の求め方と数量について
中古品のまとめ売り(個数が数100体)を購入し、その中の数体(自分が欲しかったもの)を除き、余ったものを全て売るというのを繰り返しています。
平均単価の求め方は以下でよいでしょうか
(購入した商品の金額の合計ー私的消費分の金額の合計)÷(購入した商品の数量の合計ー私的消費分の数量の合計)
また、商品全体の数量が不明な場合はおおよその数で良いのでしょうか。
仕入れ時に正確な数量を数えておりませんでした。ただ、出品ページなどを見ればある程度の数量は分かります。
(見えていない部分などもあり、確実な数量とは言えない)
各商品でおおよその数量にする場合、数100の商品を購入していたら誤差は大きくなるのでそれでよいか心配です。もちろん、実際の数量より多くならないように出品ページで確認できる数量のみとします。
よろしくお願いいたします。
平均単価の求め方は、ご提示いただいた方法で大丈夫だと思います。
数量については、年の最後に残った商品は在庫として計上する必要があります。そのため、その商品を年内にすべて売却するのであれば、まとめて売上、まとめて原価の計算が使えますので、数量が確認できなくても問題はありません。年末に商品の一部が在庫になるのであれば、本来は、売上原価を計算するために数量が必要になります。商品が手元にあるようであれば、極力数量のカウントをする必要があります。しかし、仕入の経緯や、商品が手元にないなどの理由により、正確な数量が分からない場合は、極力正確な見積数量を確認し、その根拠を確実に保存するようになると思います。
国税庁のホームページにも「資産の譲渡等を行った場合において、その資産の譲渡等をした日の属する課税期間の末日までにその対価の額が確定していないときは、同日の現況によりその金額を適正に見積もり、当該金額を資産の譲渡等の対価の額としなければなりません。
なお、その後確定した対価の額が見積額と異なるときは、その差額は、その確定した課税期間において、その課税期間における資産の譲渡等の対価の額の合計額に加算し、又は控除することとなります(基通10-1-20)と記載されています。よろしくお願いします。
- 回答日:2025/10/14
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大変分かりやすいご説明ありがとうございます。
1つだけ質問させてください。
私的消費分の金額の合計についてですが、これはどのように求めれば良いでしょうか
私的消費分のものは1つのみで販売していることがなく、ほとんどがまとめ売りの中に入っており単品価格が不明です。
投稿日:2025/10/14
私的消費分についても、仕入の合計金額を極力正確な見積もり数量で割った金額を単品価格として処理することになります。
処理後に会計上無視できないような数量相違が把握された場合には、通達どおり分かった時点で差額を修正すれば良いと思います。
よろしくお願いします。
- 回答日:2025/10/15
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