抽選で当たったカードが100万円を超えた場合税金を払う必要があるか
2〜3年前に抽選でトレーディングカードが当たったのですが、それが今100万円を超えています。仮に売った際に税金を払う必要性があるのですか?
抽選はお金を払ったわけではなく誰でも無料で応募できるものでした。
【1】当選時の扱い
無料の抽選や懸賞で当たったトレーディングカードは、当選時点では通常税金はかかりません。
現金ではなく現物で、当選時の時価がはっきりしないため、課税の対象にならないのが一般的です。
【2】売却したときの扱い
その後にカードを売却して利益が出た場合は、「譲渡所得」として課税対象になります。
計算式は以下の通りです。
譲渡所得 = 売却額 - 取得費(0円)- 譲渡費用(販売手数料など)
無料で当たったものなので取得費は0円になります。
たとえば100万円で売れた場合、譲渡所得は100万円です。
【3】特別控除
譲渡所得には年間50万円の特別控除があります。
そのため、
100万円 − 50万円 = 50万円
が課税対象になります。
【4】税率の目安
この50万円は「総合課税」で、他の所得(給与や事業所得など)と合算して税率が決まります。
目安としては所得税と住民税を合わせて15〜20%前後になるケースが多いです。
【5】確定申告が必要かどうか
・利益が50万円を超える場合 → 確定申告が必要
・利益が50万円以下の場合 → 申告不要
- 回答日:2025/10/13
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