車検費用は経費計上できますか?
車検費用は経費計上できますか?事業とプライベートで兼用しています。車両は家事按分で事業20%プライベート80%にしています。
現在、空間デザイナーとしてフリーランスをしています。
このほかにも節税対策があれば教えていただきたいです。
車検費用は経費計上できます。
ただし、事業とプライベート兼用の車であれば、事業利用割合(家事按分率)に応じて計上します。ご質問のケースでは事業利用20%とのことなので、車検費用の20%を経費にできます。
車検の内訳では、オイル交換や整備代、点検料などは「修繕費」または「車両費」として経費になります。自賠責保険料や重量税も同様に按分して構いません。たとえば車検費用が10万円なら、10万円×20%=2万円を経費にできます。
按分率は、仕事で使う走行距離や利用時間を基準に設定します。すでに20%で一貫して処理しているなら、そのままで問題ありません。税務署も合理的な根拠があれば認めます。
空間デザイナーとしての節税対策としては、次のようなものがあります。
・通信費(携帯代、Wi-Fiなど)の按分
・自宅の家賃や光熱費の事業スペース分
・打ち合わせ時のカフェ代(相手名・内容をメモ)
・デザインソフト(Adobeなど)や資料、展示会費用
・撮影用小物や衣装費(業務上使用が明確な場合)
・ガソリン代や駐車場代など車関連費用の按分
・外注費(撮影、施工補助など)
さらに青色申告を活用すれば次の節税効果があります。
・青色申告特別控除(最大65万円)
・専従者給与(家族への給与を経費に)
・減価償却(車、パソコン、カメラなどを分割経費化)
・少額減価償却資産の特例(30万円未満は一括経費化)
将来に備える節税策としては、
・小規模企業共済(掛金全額所得控除)
・iDeCo(掛金全額所得控除)
・経営セーフティ共済(掛金全額損金)
などがあります。
- 回答日:2025/10/13
- この回答が役にたった:1
家事按分により、経費計上可能と考えます。
- 回答日:2025/10/14
- この回答が役にたった:0
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知る>このほかにも節税対策があれば教えていただきたいです。
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『節税』というより『事業所得を計算するとしたら《お仕事に関連している支出》があるかどうか?』が論点だと考えます。
お仕事に関連しない支出は『税金計算上マイナスできない』ため『何がお仕事に関係しているか?』の洗い出しが必要かと考えます。
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なお『極端な理由や根拠』をもとに事業所得に必要経費として登録して、税務調査が入った後で修正申告したら、追加で納税する税金が増えるため『事業に関連するか?自分の事業に関連することを、ご自身の責任で主張できるかどうか?』を軸にご検討ください。
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参考資料
〇【申告が間違っていた場合】|国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/07.htm#:~:text=%EF%BC%88%E6%B3%A8%EF%BC%91%EF%BC%89%20%E7%A8%8E%E5%8B%99%E7%BD%B2%E3%81%AE%E8%AA%BF%E6%9F%BB,%E3%81%AF%E7%A8%8E%E7%8E%87%E3%81%8C%E7%95%B0%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
〇法人税の重加算税の取扱いについて(事務運営指針)|国税庁 https://www.nta.go.jp/law/jimu-unei/hojin/100703_02/00.htm
(2025年10月13日現在の国税庁サイトなどを参考に回答しています。)
- 回答日:2025/10/13
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